洗礼式(ビニャッグ)

12月からよく洗礼式(ビニャグ)のお誘いを受ける、アジアで一番カトリック教徒が多いフィリピンでは、国民の約80%がカトリック教徒。多くの人たちが生後数か月~1歳の誕生日くらいまでに教会で洗礼式をするのが一般的。

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ビニャッグ洗礼式

この洗礼式のことをビニャッグと呼ぶ、主役の赤ちゃんと、両親、ニノン、ニナンや友人などが参加する。ニノン=ゴッドファザー、ニナン=ゴッドマザーが直訳だが、仏教徒の日本人にゴッドファザー、ゴッドマザーと言われてもピンとこない。

ニノン、ニナンとは赤ちゃんのスポンサー役とか、仮に両親が死んでしまったときに代理で育ててくれるとか、クリスマスなどに挨拶にきたらお年玉もどきをあ げるとか、長い生涯に渡って関係する。でも実際には教会でビニャッグ申請するときにニノン、ニナンは誰?と記入欄があるので体裁を整えるという意味合いも 強いように感じる。

このニノン、ニナンを親しい人間にお願いすることが多いのだが、長くフィリピンにいると外国人で宗教が別なのにお願いされることが多い。面倒臭いのでほとんどは引き受けないが、今までに2度、ニノンを引き受けたことがある。

洗礼式(ビニャッグ)は予約しておいた当日、教会で子供の名前を記入、ニノン、ニナンの名前を記入、洗礼式代金を支払って(寄付かも?)神父が聖書を読み 上げ参加者が追読する。聖水らしき水を赤ちゃんの頭部に掛け、参加者は火のついたロウソクを手に持つ。この時に水を掛けられた赤ちゃんが泣き叫ぶのが多 い。




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