フィリピン世界遺産、歴史都市ビガンを訪れよう

フィリピン世界遺産VIGAN (2)

ユネスコに登録されているフィリピン世界遺産は6か所、そのうちの世界文化遺産であるイロコス地方のVIGAN(ビガン)は歴史都市として登録されている。スペインの面影を残したまま現在に至る。

街は観光客を大事にして、マニラなどのように外国人観光客からぼったくるイメージはしない、街の中心地は歴史を感じさせる石畳の道路があり、馬車か歩行者のみしか入れない時間帯が決められているので、地域としても街並みを綺麗に残すように努力していることがわかる。

石畳がある通りには古い歴史がある建物を残して使われており、街の景観を保っている。マニラから400キロメートルあるのに、かれこれ4回も観光に訪れた場所。1度目ではわからなかった場所を2度目の観光で見学して、3度目、4度目と行くたびに良さを感じるフィリピン観光名所。



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日本人将校とフィリピーナの愛がビガンの街並みを救った

日本から遠く離れたこの街を残す為に日本人が関係していた歴史があるということは、あまり知られていない。フィリピンでは映画にもなった、そしてWikipediaにも紹介されている。
日本人将校が美しいビガンの街並を救った

地元の郷土史家ダマソ・キング(Damaso King)によると、太平洋戦争中、アメリカ軍は旧日本軍の侵攻に対抗して、ビガン(Vigan)を砲撃しようとしていた。しかしながら、「もうこの街周辺には日本軍兵士はいないから…」とクレカンフ司教(Fr. Joseph Klecamf, The Parish Priest of Vigan)が、米軍に確約をしたため、この砲撃は取りやめになった。クレカンフ司教は、二人の日本人将校「高橋フジロウとナリオカ・サカエ」から、「現地で結婚した私たち日本兵士達は愛する家族を残して敗走するので、戦争によってこの美しい街が爆撃・破壊・略奪されることのないようお願いします。」と懇願された。1943年に憲兵隊長として赴任してきた高橋大尉はアデラ・トレンティーノ(Adela Tolentino)、ナリオカ将校は、ベレン・カスティーリョ(Belen Castillo)という女性と結婚していた。また、地元イロコス州知事のDV.サベリャーノ(Savellano)は、「したがって、ビガンの街は、彼ら日本人の「愛」によって救われたのです。」とも述べている。[要出典] 

2003年の毎日新聞の特集取材によると、「高橋大尉一家は戦後しばらくアデラさんの故郷で暮らしていたが、その後引っ越した。2年前、大尉の娘がビガンに来たと聞いたフロレンティノさんは滞在先を訪ねたが、娘は去った後だった。風のうわさにアデラさんは既に亡く、2人の娘が今、マニラに暮らしていると聞いた。家族が平和に暮らした時代の思い出をたどるために娘がひそかに街を訪ねたのだろう。」と元ビガン市長秘書官のアントニオ・フロレンティノから聞いている。[要出典]

2009年作 フィリピンのインディーズ映画(Bona Fajardo監督)「Iliw(イリウ)」は、第二次大戦時にルソン島北部・ビガンの街を爆撃から救った高橋大尉の実話が基になっている。 主人公の高橋大尉役は日本の若手俳優・高嶋宏行、ヒロイン・フィデラ役はKaye Abadが演じている。

wikipedia:ビガン




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