フィリピンの国民的英雄マニー・パッキャオ
ボクシング6階級で元世界チャンピオンのマニー・パッキャオ氏が2022年のフィリピン大統領選挙へ出馬する意向を決めた。フィリピン国民の英雄、知名度が高く、人気者のパッキャオ氏は、現在でもフィリピン上院議員である。
パッキャオがフィリピン大統領になる可能性は未知数とはいえ、フィリピン国民からの人気は絶大である。しかしフィリピン政界では、所属政党で与党のPDPラバンの一部から、パッキャオ大統領候補として指名されたという。
ドゥテルテ大統領は2022年選挙で副大統領を目指す
フィリピンのトランプと呼ばれたロドリゴ・ドゥテルテ大統領は、ダバオ市長時代から過激な浄化作戦でダバオ市の治安を良くした経緯がある。その腕力を評価され前回の大統領選挙で当選、2016年6月から6年間のフィリピン大統領の地位についている。
フィリピンでは大統領の再選が憲法により認められていないので、ドゥテルテ大統領の長女で現在ダバオ市長を務めているサラ氏を大統領選に立候補させ、ドゥテルテ氏は副大統領候補として立候補すると言われている時期があったが、8月~9月に掛けてフィリピン政界内の動きが活発になってきた。
与党PDPラバンから副大統領候補としてドゥテルテ氏が指名された
政府与党から現職大統領のドゥテルテ氏が、2022年のフィリピン副大統領選の候補者として指名さて、本人が受諾したとニュースになっている。
ドゥテルテ氏は副大統領選へ出馬、大統領選には側近のボン・ゴー上院議員を指名したいとの考えだが、ボン・ゴー上院議員が自ら大統領選出馬を固辞しているとフィリピン現地ニュースで報じられている。
フィリピン民間世論調査で「2022年の大統領選でもっとも好ましい候補者を尋ねた結果」、1位はサラ氏、ラクソン氏はずっと下位という状況だ。
2022年フィリピン大統領選に有力視されている候補者
- サラ氏 ダバオ市長(ロドリゴ・ドゥテルテ大統領の長女)
- モレノ マニラ市長
- マルコス元上院議員
- ポー上院議員
- マニー・パッキャオ上院議員(元ボクシング世界チャンピオン)
- ボン・ゴー上院議員(ドゥテルテ大統領の側近)
- ラクソン上院議員(元警察署長)
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