フィリピン ルソン島中北部で豪雨災害
2018年7月18日、在比日本大使館・領事館もメールマガジンで注意を呼びかけるほど、フィリピンルソン島で大雨となり冠水など被害を促している。特にルソン島の中部にあるパンガシナン州、オロンガポ州が甚大な被害となっている。News番組「24ORAS WEEKEND」では、パンガシナン地方の豪雨の災害状況を放映している。床上浸水という生易しいものではなく、それこそ家屋が沈没してしまいそうな勢い。レスキュー隊がゴムボートで住民を救出している様子が映っています。
タガログ語
Baha = 冠水
Bagyo = 台風
Nalubog = 沈んだ
日本でも西日本を中心に甚大な被害をもたらした豪雨災害が起きたばかりです。河川、灌漑、下水処理能力、盆地・高地など地形、インフラ設備の面では、日本は遥かにフィリピンより先進国だと思ってたので、こういう雨による災害は起こらないだろうと信じてました。
ところが、自然の力というのは恐ろしい物です、人間の力ではどうにも出来ない威力を時々、見せつけることがあり、今回の「平成30年7月豪雨」は自然災害のレベルを超える多数の被害者が出ました。 それだけに他国フィリピンのことも他人事で済ませるには気の毒かと。
西日本の豪雨「平成30年7月豪雨」と命名 気象庁:朝日新聞デジタル
こうした緊急事態で休校になっている地域がテレビでも報じられています。MARIKINAという地域は川が氾濫する地域で水害の常連となる場所です、SUBICは元米海軍港がある地域で現在も防衛拠点、OLONGAPOはSUBICに隣接している地域。
私たちに比べれば台風が来る度に大きな水害に慣れているフィリピン人とはいえ、年に何度もこのような事態になれば、人命もさることながら、工場も誘致出来ない理由になるので経済面でもマイナス影響が推測されます。やはり、インフラ設備投資を積極的にやって災害の無い国土作りが重要だなと感じます。
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【領事班からのお知らせ】大雨に関する注意喚起
●18日現在,マニラ首都圏各地で大雨が続いており,冠水被害が報告されています。
●フィリピン・マニラ首都圏に渡航・滞在を予定されている方は,最新の気象情報等関連情報の収集に努め,災害や事故に巻き込まれないよう十分な注意を払い,安全確保に努めてください。
1.7月18日午前9時現在,南西季節風による大雨は降り続き,マニラ首都圏でも道路の冠水被害が各所で相次いでいます。17日,比気象庁(PAGASA)は首都圏とその周辺に大雨警報を発令し,注意を呼びかけています。河川の増水に伴う洪水,更なる道路の冠水の発生等の被害,また各種交通機関の混乱等が予想されます。
2.つきましては,フィリピン・マニラ首都圏に渡航・滞在を予定されている方は,下記の関連ウェブサイトを参考に最新の気象情報等関連情報の収集に努め,災害や事故に巻き込まれないよう十分な注意を払い,安全確保に努めてください。
なお,大雨の影響に伴い,各種交通機関(特に航空機や船)の混乱も予想されますので,ご利用の予定がある場合には,最新の運行状況を利用交通機関に確認することをお勧めします。また,万一災害に巻き込まれた場合は,現地の気象当局等が発表する警報等にしたがって安全確保に努めるとともに,日本の留守家族,大使館(下記連絡先参照)までご連絡ください。
【今後大雨が継続する場合の対応】
(1)報道及び関係機関から最新の情報を収集する。
(2)できる限り外出は控える。
(3)現地当局からの避難勧告や指示に従う。また,避難後に大使館へ連絡する。
(4)大雨の降雨後も地盤のゆるみに伴う土砂崩れ等の二次災害にも十分注意する。
(5)被害が発生している地域においては,治安悪化の可能性にも十分注意する。
(6)被災地では,インフラの破壊(電気や水など),物資供給不足,各交通機関の乱れ,電話等通信網の断絶等が発生しているおそれがあるため,被災地への訪問は,情報収集を行いつつ慎重に検討する。
在フィリピン日本国大使館
http://www.ph.emb-japan.go.jp/itpr_ja/00_000587.html
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