ホンダフィリピン大型二輪車を8車種新発売

2017年12月9日、ホンダはフィリピン国内で大型二輪車を8車種発売を発表した。盗難アジアで圧倒的な販売シェアを誇るホンダだが、実はフィリピン国内ではちょっと苦戦している。実用的な商業用オートバイク部門では強いが、排気量の大きい大型二輪車での販売は思うように行ってない様子。

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Honda Philippines Excites Your World with Honda Big Bikes
https://hondaph.com/honda-philippines-excites-world-honda-big-bikes/

所得の低い家庭では「衣・食・住」が優先されており、大型バイクでツーリングを楽しむという余裕が無いからホンダのイメージ通りに売れていないのが原因だと思いますが、街中を走っている二輪車はHONDA、YAMAHA、KAWASAKI、SUZUKIという、日本の4ブランドばかりが目立ちます。

ホンダはフィリピン国内の二輪車販売シェアが約41%で、ヤマハが31%シェアで2位となっている。二輪車の多くが250cc 以下の小型二輪車と125cc程度の排気量のスクーターが主流。400cc、750cc、1100ccなどの大型二輪車やリッターバイクは警察車両以外はほとんど見かけません。

国内シェアトップなら良いじゃないかと思うのですが、多くの東南アジア各国でホンダは7割~8割のシェアを誇っているので、フィリピン国内シェア4割でトップは満足いかない様子。そこでホンダフィリピンは、大型二輪車を8車種新発売すると発表しました。



CB650F、CB1100EX発売開始

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ホンダフィリピンは12月9日に新型車の投入を発表。スポーツモデルの「CB650F」、趣味性の高い「CB1100EX」など8車種を新発売する。マニラ発表会ではマスコミも集まり大きく報道されたようです。

マニラ市内で店舗改装して大型二輪車を扱う「ホンダビッグバイク」という専門店で取扱い、若者を中心に販売シェアを拡大する計画。オートローンが普及して若者の所得増となったのですが、おそらく日本円で70万円~100万円する高価な大型バイクが売れるのでしょうか疑問です。

田舎だったら、四輪車の新車価格より土地建物の価格が安かったりする場合があるくらいです。それこそ日本でフェラーリが走ってれば「まるでマンションが走ってるのと同じだね」という感覚じゃないでしょうか。そういう国内事情を考えれば、売れ筋の250cc以下の小型二輪車をもっと売る方法を考えた方が需要と供給にあっていると感じます。

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本田技研の歴史

浜松の本田から今や世界のHONDAに成長した企業、もともとは自転車屋だったそうだが、本田宗一郎社長の研究熱心な技術者魂と藤沢武夫専務が育てた大企業になった。以前読んだ清水一行著「器に非ず」 で歴史に残る有名な専務がいることを知った。

どちらかというと、本田宗一郎ばかりが有名であるが、MBA取得のビジネススクールでは「稀代の名参謀」として題材に取り上げられることが多いという。

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