海外で病気になったら医療費払えない治療はどうする?
海外で病気や怪我をしたとき、旅行先の病院で言葉が通じない、医療費の支払い金額、保険適用かなど重要なことなのに軽く考えている人が結構多い。
海外旅行保険加入メリット
海外旅行保険のAIG ホームページによると、カルフォルニア旅行中に、くも膜下出血により意識不明となり救急車で運ばれ45日間の入院。日本では無料サービスと思われている救急車だが、海外では高額で、搬送費用250万円、治療費8,000万円、家族が日本から駆け付ける救援者費用200万円の合計8,450万円という事例。損保ジャパン海外旅行保険「新型コロナウイルスに関する海外旅行保険等の取扱いについて」、新特約「指定感染症追加補償特約」を追加保険料なしで自動セットしてくれる。新型コロナウイルス感染症の治療費用、疾病死亡も補償対象となるので今後海外旅行する時は必ず保険に入った方が良い。
海外旅行保険加入手続きが面倒という方にはクレジットカードが便利だ、三井住友VISAプライムゴールドカード にはクレジットカードも海外旅行保険が付帯している。JCB ORIGINAL SERIES(ゴールドカード)は 海外旅行傷害保険 最高1億円!オンライン口座設定で最短即日発行!なので、出発前に急いでカードを作る人でも間に合う。
世界の新型コロナウイルス感染者・死亡者数
感染者数 | 回復者数 | 死亡者数 | |
世界 | 1億5400万 | 9040万 | 322万 |
アメリカ | 3050万 | - | 57万7000 |
イギリス | 422万 | - | 12万8000 |
インド | 2030万 | 1660万 | 22万2000 |
日本 | 61万 | 53万1000 | 1万391 |
フィリピン | 106万 | 97万5000 | 1万7525 |
世界中パンデミックによる新型コロナウイルス感染者数が急増、全世界で感染者数の合計は1億5400万人、回復者数9040万人、死亡者数322万人になっている。日本国内でコロナ感染者数合計は61万人、回復者数53万1000人、死亡者数1万391人。
2021年5月2日までの統計データではアメリカが圧倒的に感染者数も死者も多く、インドが急増していることがわかる、日本は他国と比べると感染者数も死亡者も少なく、回復者数の比率が高いことがわかる。個人的推測では、健康保険制度・国民皆保険が充実している、医療機関の技術や受け入れ体制が海外と比べて良心的だからだと思う。
海外では高額医療費用を支払えないので病気になっても病院に行かない、新型コロナウイルス感染して入院したら100万円以上の入院費・病院代が払えないという事情から感染しても治療せずに、どんどん他人へ感染拡大させてしまうから大規模なパンデミックになっているのだろう。
フィリピン新型コロナ感染者数
フィリピンの病院も医療費用が高額で、病気や怪我で入院したがお金が払えなくて知人、親戚など頼って資金援助をしてもらうという話はよく聞く話。多くのフィリピン人はCOVID-19に感染しても高額な治療費が払えないこと、気をつけてもウイルスにいつ感染しても不思議ではない生活環境に不安を感じている。首都マニラをはじめ、地方各地でロックダウンが続き、アラックバン(酒類販売禁止)、夜間外出禁止が午後20時~午前5時まで、65歳以上の高齢者と17歳未満の未成年者は外出禁止になっている。
それでもパンデミックは収まらずに、フィリピン国内で1日の新型コロナウイルス感染者数は、2021年4月2日に1万5298人に増えており、多くの国民がロックダウンしても感染拡大防止になっていないので生活に不便な規制は無駄だと感じている人が多いという。
COVID-19治療費は最低でも100万ペソ
もしフィリピンで新型コロナウイルスに感染して、病院で入院したり治療したら医療費用はいくらかかるか?病院代の相場は「最低でも100万ペソ(日本円約227万円)」だという。
60歳の患者の事例では、マニラ市アラバンにある高級私立病院に1週間の入院で、病院からの請求書が140万ペソ(日本円約318万円)だったという。他の病院では入院を受け入れてくれず病室は個室料金となり高額請求となるようだ。
中級レベルの私立病院の場合、18日間の入院で治療費用が110万ペソ(日本円約250万円)だったと現地メディアで報じている。
三途の川も金次第
むかしから「地獄の沙汰も金次第」とか「三途の川も金次第」、「金がものをいう」など言われますが、フィリピンで病院に行ったことがある人なら実体験として共感する部分が多いと思います。日本であれば、お金が無くでも救急車で病院に運ばれると、とりあえず治療はしてもらえますが、海外ではそうはいきません地獄の沙汰も金次第、フィリピンの医療事情で日本は良い国だと思う点
損保会社の海外旅行保険に「搬送費」があるように、救急車が有料サービスになっているとか、治療前にデポジット(保証金)を入金しなければならないとか、支払い能力がない人や与信審査が通らない人は治療を受けられないということが普通にあります。
貧乏人は病気になったら死ねと言われているようなもので、日本では考えられない常識ですが世界的には一般的にあるので、日本の国民皆保険制度は恵まれていると言えるでしょう。海外を知って体験すると改めて日本の良さがわかるというものです。
How Much is the COVID Hospital Bill in the Philippines?
フィリピン人ユーチューバー兼Vlog(ブイログ)を配信しているVlogerのEric Martinezは、Youtu Chanel で彼の父親が2020年8月に新型コロナウイルスに感染して、ケソンシティの私立病院で12日間入院したときのことを動画アップしている。病院からの請求書はなんと879,100ペソ、滅菌用にPPE(個人用防護服)、マスク、ブーツ、手袋など250,000ペソ、エボラ出血に使用される抗ウイルス剤レムデシビル112,000ペソ。英文ニュースから調べると879,100ペソに含まれているのか、別途なのか読み取れなかった(翻訳能力が低すぎてスミマセン)
結論:コロナウイルス感染防止を強く心がけること!
在フィリピン邦人で年金暮らしの方によると、極端な話で投げやりに聞こえますが 「もういつ死んでもいいから、コロナにかかっても病院に行かないし、300万円払うくらいなら死ぬ方を選ぶ」という意見も聞きました。海外移住している人、海外旅行を楽しむ人、外国を訪れる人はたくさんいます。海外で病気や怪我で入院したり治療を受けるのは想像以上に大変なことだと再認識するべきです。下手すればお金が無いから入院できない、治療が受けられないという「貧乏人は死ね」という現実があるので、そうならないように普段から感染病には気を付けることが大前提。
ロックダウンが続きコロナ慣れ、コロナ疲れで街を出歩く人が増えていますが、変異株ウイルスは過去最高の感染者数と死亡者が増えている現状を考えると、マスクをして飛沫防止、ソーシャルディスタンス維持、手の消毒をこまめに対策を徹底すること。
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