野々山昌弥容疑者フィリピンで逮捕・日本へ強制送還
高級バイオリン「1768年製造 ニコラ・ガリアーノ」を顧客から販売委託されてたが、2015年2月に無断で東京都中央区の別の楽器店に1500万円で転売。その後はフィリピンに海外逃亡していたが、フィリピン入国管理局に逮捕され、2019年3月21日に日本へ強制帰国となった。野々山昌弥容疑者(57)は警視庁で取り調べを受けているというが、元々は東京都調布市で楽器店を経営してた人物。 都内70代の男性客の所有する「Nicola Galiano(ニコラガリアーノ)」を勝手に転売して代金を着服し、その後フィリピンに逃亡。
株式会社ユニオンストリングスカンパニー
2015年からフィリピンで生活してたが、昨年フィリピン入国管理局に不法滞在で逮捕されていた。価値のあるバイオリンで2000万円を超える値段がつくこともあるというのに、1500万円で転売するとは早く現金化して逃走資金にしたということだろうか。
昔聞いたのは「ストラディバリウス」というバイオリンは、世界にわずかな台数しかないので、バイオリン1個が2億円とか3億円の価値があると記憶にありました。
何十年前の価値観なので現在はもっと高いだろうとは思ってましたが、ZOZO前澤社長が「10億円のバイオリンを落札」というニュースがありましたが、YouTubeで動画をみますと、「まぁ・・・これは、批判うけるだろうなぁ・・・・」 という演奏動画。
ニコラ・ガリアーノとは
Nicola Gaglianoしかし芸術作品のバイオリンなのに、勝手に売られて、その代金が海外逃亡資金に使われて、変な事件に巻き込まれて可哀想です。真の所有者にしてみれば、長年使い込んだ親しみのある楽器だけに複雑な思いと怒り心頭だと同情しちゃいます。
Violin Maker c.1740-c.1780
NaplesItaly
ニコラ・ガリアーノはアレッサンドロの息子であった。彼の楽器は兄弟のジェナーロのものと共に、ガリアーノ家の中で最も評価が高い。
彼は時折アマティのコピーを製作したが、多くの作品がストラディバリの影響を受けており、その影響はニコラの世代以降、ガリアーノ派の作品に対し強大な力を及ぼし続けた。これは、フラットなアーチと直立したf字孔に見ることができる。
彼の晩年は息子のジュゼッペと共作も行った。当時の楽器には、パフリングの白い部分にはビーチウッドが、黒い部分には紙に似た素材を染めたものが使用されている。これは息子のジェナーロと二コラが導入したもので、以後ガリアーノ家の代表的な特徴の一つとなった。
http://www.bunkyo-gakki.com/library/dictionary/detail/31
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楽器店元店長、客から委託された高級バイオリンを勝手に転売
2018年11月7日6時13分スポーツ報知
経営する楽器店で客から委託された1768年製の高級バイオリン「ニコラ・ガリアーノ」を別の店に勝手に約1500万円で売却したとして、警視庁が業務上横領の疑いで逮捕状を取っていた男が、フィリピンの入国管理当局に不法滞在の疑いで逮捕されていたことが6日、捜査関係者への取材で分かった。入管は近く男を強制送還する方針で、警視庁は帰国後に男を逮捕し、詳しく調べるとみられる。
捜査関係者によると、逮捕されたのは野々山昌弥(まさや)容疑者(56)。東京都調布市で楽器店を経営していた2015年2月、男性客から販売を委託されたバイオリンを、男性に無断で東京都中央区の別の楽器店に約1500万円で売却した疑いが持たれている。その後、野々山容疑者は出国したとみられ、被害者側が警視庁に告訴していた。
今月5日、フィリピンの入管当局が野々山容疑者の逮捕を発表。入管によると、15年9月以降フィリピンで生活し不法滞在となっていたという。
野々山容疑者を知る関係者によると、楽器店は弦楽器の有名演奏家だった父が始め、野々山容疑者は十数年前に継いでいた。主に楽器の売買などを行う店長として働いていたが、経営不振で約3年前に閉店。従業員への給料が滞ることもあったが、金銭トラブルなどはなかった。
同店は演奏者からの信頼が厚く、高級楽器もよく修理に持ち込まれていた。ただ、野々山容疑者はクラシック音楽には興味がなく、ロック、特にヘビーメタルが好きだったという。地元の有名楽器店としてテレビ番組で取り上げられたこともあったが、関係者は「こんなことになって残念です」と話した。
バイオリンで高額といえば、真っ先に思い浮かぶのが「ストラディバリウス」。17世紀後半から18世紀前半にかけて、イタリア北部・クレモナの職人ストラディバリ一族が製作した楽器の総称で、現在、バイオリンは世界で約600丁が現存するとされる。2011年、日本音楽財団がロンドンでオークションに出品した、通称「レディ・ブラント」は1589万4000ドル(当時のレートで約12億円)で落札。ZOZO前澤友作社長が先月、1717年製「ハンマ」を入手したと発表し話題になった。
このストラディバリウスに「ガルネリウス」「アマティ」を加えたものが「世界3大バイオリン」と呼ばれる。ニコラ・ガリアーノは、クレモナの製法を受け継いだナポリ出身のガリアーノ一族の中の一人。18世紀半ばを中心に製作した楽器は、3大バイオリンに次ぐ貴重なものとして知られる。
https://www.hochi.co.jp/topics/20181106-OHT1T50297.html
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