フィリピン汚職追放-宝くじ売り場を閉鎖
政治家の汚職が選挙公約に掲げられ剛腕な手法でフィリピン国内の治安改善に向かっている反面、人権問題がしばしば問題視されるドテルテ大統領が、Lotto 売り場の閉鎖を命じてた。それも24時間以内に閉鎖をフィリピン国家警察とフィリピン軍に命じたというからあまりに早さに驚き。記事:時事ドットコムニュース https://www.jiji.com/jc/article?k=2019072700415&g=int
フィリピン国内ニュースではトップ扱い
フィリピン国内では宝くじ運営会社はPSCO(Philippine Charity Sweepstakes Office)が運営している。日本と同様に宝くじ販売収益の中から、自治体への寄付・予算になったり救急車を寄付したり、チャリティ活動も行ってギャンブルイメージを薄めて、国民の役に立っているという形になっている。その為か運営団体名も「フィリピン チャリティ スィープステークス オフィス」と名付けられている。Lottoの種類は、ULTRA LOTTO 6/58、GRAND LOTTO、SUPER LOTTO 6/49、MEGA LOTTO 6/45、LOTTO 6/42、複数種類が販売されている。
フィリピン人にとって一攫千金を夢見るロト宝くじは人気が高く、当選者が居ない場合はJacjpot繰り越しとなり、日本で言うキャリーオーバーが昨年秋に1 Billion ペソを超えたと大きなニュースになりました。1ビリオンペソを現在の為替レートで21億円超となる大金。
日本人の所得だって21億円の宝くじ当選金は超高額なのに、ましてやもっと所得の低いフィリピン人にとっては1 Billion peso (21億円)はニュースにもなるし、みんな夢を見てこぞってLottoを買いに行く光景がテレビで映し出されていました。
Lotto outlets across the country are being shut down following Pres. Duterte's order to suspend all gaming schemes authorized by the Philippine Charity Sweepstakes Office. Despite this, PCSO officials are urging the president to reconsider his decision.
宝くじ運営団体 PCSO Official
宝くじ販売のPSCOオフィシャル Youtube で今回の突然の閉鎖について説明と謝罪する動画が配信されていました。ニュースによると、宝くじ収益金が汚職に使われてた、政治家への不正献金になってたというのが閉鎖の理由ですが、それにしても民主主義とは思えないほどの異例なスピードと決定、そしてフィリピン大統領の権力てのはものすごく強いんだなぁと感じさせられるニュースでした。
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